頭皮のタイプですべてが分かる

頭皮はどんな時に変化するの?

不規則な生活で睡眠がよくとれなかったり、忙しくて食生活が乱れたりして、肌荒れや、吹き出物が出てきてしまった、そんな経験は、多くの方が思い当たることでしょう。肌は健康状態がてきめんに反映されます。頭皮も顔からつながっている皮膚ですから、規則的な生活が続いて栄養が行き渡らないと、カサカサして荒れやすくなったりします。

また、汗や脂が常に分泌されていることも、肌と同じですが、皮膚に比べて頭皮は、毛髪の毛穴がありますから、特に頭皮の分泌が盛んです。そして、季節によって、汗や脂の分泌が増えたり減ったりしています。脂分は、毛髪を保護するために自然に分泌されるものですが、適切なケアで清潔に保つことが必要です。汗や脂をそのままにしておくと、炎症の原因になったり、毛穴に詰まって角栓になり、毛髪の成長を阻んだりしてしまいます。こうした頭皮の変化は、ストレスの影響によっても引き起こされます。

頭皮が変化しやすい人

敏感肌の方がいるように、頭皮が敏感な方もいます。そうした方は季節の変化や食生活、また、外部からの刺激としてシャンプーや紫外線などの影響も受けやすいでしょう。精神的なストレスで自律神経の働きを乱れると、新しい細胞が作られる代謝のスピードが落ち、炎症などのトラブルに対する抵抗力も落ちてしまいます。毛髪の発育はホルモンの影響も受けるので更年期や過度なダイエットでホルホルモンの調子が整っていない方なども注意が必要です。

大きく分けて三つのタイプ

頭や頭皮の状態は、触った感覚で大きく分けて三つのタイプに分類できます。まず、頭皮を含め頭全体がつかみにくくパンパンに張っているカチカチタイプ。反対に、頭と頭蓋骨の間にむくみが感じられるズルッと動くような、ゆるゆるタイプ。そして、頭蓋骨と頭皮の間を血液やリンパ液が適度に循環している、弾力が感じられる弾力タイプ。

「頭皮がそんなに違うの?」と驚かれるかもしれませんが、家族や友人の頭を触らせてもらい、違いを確認してみましょう。そして、自分の頭を毎日触っているうちに体調によってゆるゆる気味だったり、忙しくてカチカチになっていることが感じられるようになるでしょう。それぞれ、どうゆう時にそうなるのかの特徴について、ご紹介します。

カチカチタイプ

頭皮が頭蓋骨にへばりついて、つまめない。頭皮がちっとも動かないというカチカチタイプは、向上心があって完璧主義の方や、頑張り屋さんがなりやすいタイプ。骨の継ぎ目もがっちり固まって、全身に血行が悪くなっていることが特徴です。一日の中、緊張が強いられる時間が長いと交換神経が優位になって、よく休めないため、カチカチになりやすいのです。意識的にゆったりとリラックスする時間を取りましょう。

弾力タイプ

適度な弾力を持っている頭皮は、血行やリンパの循環も良く、頭全体に栄養が行き渡り、老廃物もきちんと排出されている状態です。心身の健康状態が整っているので、抵抗力も備えています。しかし油断して無理を続けるのは禁物。生活習慣が乱れ、睡眠不足が重なったり、心配事やストレスなどが増えたりすると頭皮の状態にも現れます。常にチェックして自分をいたわりましょう。

ユルユルタイプ

頭皮が2㎝以上動く、つまむとブヨとして元に戻らない、ユリユルタイプ。腕を伸ばし腕の肘の皮膚をつまんだ時の感触と似ています。頭皮の血行やリンパの循環が滞ってうまく排出されず濁った液体が溜まり、むくんでいるイメージです。自分のことを後回しにして、周囲のために一生懸命な人、争いが苦手で優しい人、悩みや心の混乱を抱え込んでいる人などがなりやすい状態です

・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∴・∵・∴・∵
日本ヘッドセラピー協会について、ご覧いただけたら幸いです。
https://www.headtherapy.com/
・∵・∴・∵・∴・∵・∴・∴・∵・∴・∵